8月1日、「日本人の平均余命 平成19年簡易生命表」が厚生労働省から公表されました。人身損害の場合の賠償額の算定に用いるものです。

平均余命とは、ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値のことです。生命表で計算されています。

生命表には、10万人が生まれたとき、ある年齢に達するまで何人生存し、その年齢で何人が死亡するかが計算され、掲載されます。また、毎年10万人が生まれる集団において、ある年齢の人口が何人になるかも計算されています。これをその年齢の定常人口といいます。その年齢に到達する人数である生存数とは異なりますので混同なさらないで下さい。

この平均余命は、現在の死亡状況が将来にわたって続くと仮定した場合のものです。よって、医療の進歩や生活環境の変化によって、現実の平均生存期間は平均余命と異なることになります。

また、平均余命損失は、有害度の尺度として用いられることがあります。ある有害要因(喫煙、放射線被曝等)により平均余命がどの程度短縮されるか計算したものです。

0歳での平均余命のことは特に平均寿命といい、国や地域の医療・衛生水準を示す指標として用いられています。乳児死亡率は他の年代の死亡率と比較して高率のため、平均寿命が平均余命の中で最長とは限りません。(以上)