旭ケ丘1みなさん、おはようございます。

暑い日々がつづいております。
お変わりありませんか。

お陰さまで兄弟ブログの『流れのままに』が無事、400回目を迎えました。

勇氣をくださった読者のみなさんのお力添えの賜物です。
ありがとうございます。

思えば、12年前に日本に帰国して、
ここ旭ヶ丘に土地を購入し、家を建ててから11年が過ぎました。

ここ旭ヶ丘のことを少しばかりお話させてください。

この地との出会いは、わたしが17歳のとき、
函館から札幌に来ていたときのことでした。

夏真っ盛りのある日。
円山を登山した帰り道で、道に迷い辿り着いた所が、この地でした。

『ああ、きれいだなぁ、大人になったらここに住みたい』

無邪氣な憧れの氣持ちで、大きく深呼吸をして札幌を一望しました。
お横の小さなベイカリーからはパンの香りが芳ばしく流れてきました。

あれから、20年の歳月が過ぎ去りました。
あっという間の20年です。

帰国後すぐにハウスメーカのコンサルティングに関わりました。
その会社の社長さんから、いい土地を購入したのでうちの会社で家をつくりませんかとお誘いを受けました。
営林局が所有している土地を公開入札前に入手したといいます。

宣伝部長のK氏に導かれ、車を降りて、ビックリ!
なんと、17歳のとき札幌を一望したあの地ではありませんか。
残念ながら、パン屋さんはありませんでしたが…

さっそく、契約することにしました。
半年後に、鉄筋コンクリート3階建、延べ床面積90坪の家が出来上がりました。
函館の両親にも来ていただきました。

住んで5年ほど経ったある日のことです。

『この5年間、毎朝欠かさずに、雨の日も、風の日も、
 雪の日も、この家に手を合せて祈っている方がいるの…』

と母から伝えられました。

日の出の時刻に、近くの郵便ポストのあたりから、太陽を背にしてわが家を拝んでいらっしゃる方が。
雨の日には、傘もささずにカッパ姿で合掌なさっていると言います。
早朝の散歩をに日課としていた私ですが、一度もその方とお会いすることはありませんでした。

ある朝、私が生活している3階の窓から郵便ポストを見つめることにしました。
その方が本当に姿を現すではありませんか。
私はは、急いで階段を駆け降り、郵便ポストへと向かいました。

旭ケ丘2その方は、求道者風の坊主頭で、
静けさを漂わす紳士でした。

彼は私に軽く会釈すると、クルリと背を向けました。
そして坂道を降り、中国領事館の方へと足早に消えていったのです。

どうしたものか、追いかけて話をうかがう氣力はありませんでした。
私の意識は彼を認めて、沈黙のなかに身を置くことを択んでいたのです。

私たちはみな、選択の自由の下で人間として生きています。

見えない何かに導かれ、その地に辿り着くときもあります。
目と鼻の先にあるにもかかわらず、氣付かないときもあります。

出会ったにもかかわらず、私たちは何の対話も持ちませんでした。
はじめから決まっていたことを実行しただけなのかもしれません。

何らかの原因・理由があって、
そのためにこの結果に至ったということのようです。

この後、彼が姿を見せたという知らせはありません。

以前ベイカリーがあったところには、
3年前から、『コパン』という名のパン屋さんがあります。

エビカツ・サンドが絶品です♪

感謝

PS 今日は旭山音楽祭が楽しみです。