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23日(日曜日)上野にて@IT氏撮影

桜の花を見て、 春の陽氣に浮かれたい氣持ちも分かります。ぽかぽかの天国の如き、この世の春は、私たちの氣持ちをウキウキ、ワクワクさせてくれます。特に、このシーズンはバラ色の人生への期待が旺盛なお若い方々に、それが顕著です。

チト、冷静に、クール・ダウンして、見直してみましょう。すると、そう感じさせる根拠など何ひとつとして見あたらない現実に突き当たります。あぁ、錯覚であったのかと氣づいた瞬時に、全身に浴びせられていたはずの希望の光は、惜しげもなく消え去っています。

希望の光はひとりでやって来るはずはありません。同様に、それはひとりでに去っていくようなものでもありません。天徳(天之利)、地恩(地之利)、清浄(人之利)の三つの真理をキャッチして活かすことが、光明(希望の光)を浴びる必要条件だと考えてみるのも面白いです。


閑話休題(それはさておき)


天徳とは、天上世界、すなわち万物を成長させる自然の力が真直ぐに私たちに降り注いでいること。「徳」は昔「悳」と書き、己が魂と直に響き合っていることを示します。

地恩とは、地上世界、すなわち地球、国土、郷土の恩のこと。「恩」は「因(隠)」の心で、いたむこと、めぐむこと。己が魂のめぐみと地のめぐみが共鳴し合っている状態です。

清浄とは、自他の身体が素直で、清らかで透明なライフスタイルを楽しんでいることです。

光明とは、この身体が光源と一体となることで、すべてのものを光輝かし明るくすること。知恵というエネルギーの放射は、光明の姿のひとつです。
色の感覚を引き起こす光
電磁波の一種である光は、人間の眼に入り、「色」という感覚を引き起こします。光自体は「色」ではなく、目が光の強弱と波長の相違を刺激として感じ、脳が働いて、「色」の識別につながるのです。電磁波の中の、人間の目に見える範囲を「可視領域」といいます。その波長の幅は、360〜400nmから760〜830nmと極めて狭い範囲で、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の虹の7色に分けて表現されます。白色の太陽光をプリズムで分けるとその7色になることから、「太陽光スペクトル」と呼ばれています。
眼の構造と役割
眼は、「入ってきた光を色情報に変換し、その情報を脳へ送る」という、大切な役割りを担っています。眼は、直径約24mmの白い球体で、強膜、脈絡膜、網膜で覆われています。光が対象物から反射して眼に入り、その刺激の情報が脳へ送られて、「色の識別」につながるのです。

知恵は、私たちの頭脳が生成するかのように考えられがちですが、光源(空)として存在しているに違いありません。 私たちの頭脳が生成するのが、知識です。知恵は真実からのみ生み出される先験的な存在。

現在は様々な教育プログラムを提供している知的産業が成長しています。チト、冷静に、クール・ダウンして、見直してみると、それは知識(対象物)を私たちの頭脳に増やして大きくさせているだけだと氣づきます。そして、知識は人間をグループ化し、頭脳から支配を始めるということも覚えておきましょう。

新たな門出の季節の今こそ、知識(対象物)ばかりに囚われることなく、自己教育は先験的なものであり、試験とテキストに象徴される教育とは別ものだと知って、わが身を整えようではありませんか。

光明が求められる所以です。


大きな笑顔の佳き日々を

感謝

(参考)
http://www.sharp.co.jp/aquos/technology/color/