真摯な草苅健氏のホームページの2月3日付け「日々の迷走」を拝読して、フト、己が身を顧みました。
最近、カトリック北11条教会に行きました。そこにはルルドのマリア様がいらっしゃいます。もしかすると、そこで私は深雪万象とつながる時間を味わっていたのかもしれません。

立春の最中に 感謝
《追記》
谷真介著『キリシタン伝説百話』には「雪の三タ丸屋」というキリシタン民話が紹介されています。このようなお話しです。
・・・・・・
人々の救いのため、びるぜん(処女)の誓いを立てた美しい丸屋が、るそん王に目を留められ妃にと請われて困った時、「丸屋が天に向かって静かに祈ると、暑い六月だというのに、天からちらちら雪が降り出してきて、見るまに五尺ほども地上に積った。(中略)そこへ天から美しい花車が降りてきて、丸屋を天に連れていってしまった。」
天に昇った丸屋は、神様から「雪の三タ丸屋」の名をもらい「お前の汚れのない清らかなからだを貸してもらう」といわれて、再びこの世に戻る。
「三タ丸屋は、なんのことかわからないままこの世に降りてきたが、二月の中ごろのある日の夕暮れ時、大天使が蝶の姿に身をかえて、丸屋の口のなかに飛びこんだ。すると丸屋は、たちまち身重になった。」
身重を親に知られて追いだされた丸屋はベレンの国で、大雪の中、農家の牛馬小屋で赤子を産む。
牛馬は息を吹きかけて赤子を暖めまもり、そのお礼に丸屋は、かるたの日(水曜日)ぜじん(断食)して肉食しないと誓う。
農家の女房が3日後、赤子を見つけ家に入れて、織っていた布を囲炉裏にくべてもてなした。
この赤子がキリスト様で、この世の人の魂を救うため自分の命を犠牲にしハライソに戻られた。
まもなく丸屋も天に昇り、神様の仲立ちで、るそん王と夫婦になった、という。
・・・・・・(以上)
■2/3 新刊 『樹は語る』(清和研二著)を読み始める
病院の診察のために休みをとり、空き時間は久々に国会中継を聞いた。防衛、外交、経済、教育や子育てなど未来につながる必要な施策の数々、どれをとっても足らざるものと課題が満載で、正解がわからない。暗中模索ながら将来に向けて知恵を絞り最善と見込まれるところを目指すしかない。自民党議員が政府に質問する午前のやりとりは政府広報と同じだが、意外にも下手な報道より政策ビジョンの全体像はつかみやすいかもしれない。午後ややしてからは民主党の質問が始まり、議論は予定通り政権交代につながりかねない某大臣失態の追及となり、いかに政局に持ち込むかというバイアスがきいてきた。不毛だと直感して聞くのをやめた。
夕方から、清和研二著『樹は語る』を読み始めた。かぐわしい薫り高い文体にあふれた木々へのまなざしが新鮮に感じられる。これを機会に、わたしはわたしでもう一度「雑木林と語りたい」と思った。拙著「林とこころ」を思い起こしつつ。森羅万象とつながる時間が今は少ない。
(http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/より引用)
最近、カトリック北11条教会に行きました。そこにはルルドのマリア様がいらっしゃいます。もしかすると、そこで私は深雪万象とつながる時間を味わっていたのかもしれません。

立春の最中に 感謝
《追記》
谷真介著『キリシタン伝説百話』には「雪の三タ丸屋」というキリシタン民話が紹介されています。このようなお話しです。
・・・・・・
人々の救いのため、びるぜん(処女)の誓いを立てた美しい丸屋が、るそん王に目を留められ妃にと請われて困った時、「丸屋が天に向かって静かに祈ると、暑い六月だというのに、天からちらちら雪が降り出してきて、見るまに五尺ほども地上に積った。(中略)そこへ天から美しい花車が降りてきて、丸屋を天に連れていってしまった。」
天に昇った丸屋は、神様から「雪の三タ丸屋」の名をもらい「お前の汚れのない清らかなからだを貸してもらう」といわれて、再びこの世に戻る。
「三タ丸屋は、なんのことかわからないままこの世に降りてきたが、二月の中ごろのある日の夕暮れ時、大天使が蝶の姿に身をかえて、丸屋の口のなかに飛びこんだ。すると丸屋は、たちまち身重になった。」
身重を親に知られて追いだされた丸屋はベレンの国で、大雪の中、農家の牛馬小屋で赤子を産む。
牛馬は息を吹きかけて赤子を暖めまもり、そのお礼に丸屋は、かるたの日(水曜日)ぜじん(断食)して肉食しないと誓う。
農家の女房が3日後、赤子を見つけ家に入れて、織っていた布を囲炉裏にくべてもてなした。
この赤子がキリスト様で、この世の人の魂を救うため自分の命を犠牲にしハライソに戻られた。
まもなく丸屋も天に昇り、神様の仲立ちで、るそん王と夫婦になった、という。
・・・・・・(以上)
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