早いもので、8月も終わりに近づき、9月を迎えようとしています。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて今朝は、野口整体でおなじみの野口晴哉(はるちか)氏の『躾の時期』から次の一文を転載させていただきます。温かい感じがしました。追体験していただけると幸いです。

親が、いますぐ収穫を得ようと思うとどうしても
押しつけになってしまう。押しつければ自発性を奪う。
人間として育てるために一番大切なことは
自発的に行為させることであり、
これなくしては全力を発揮させるわけにはゆかない。
お使いの時には寒い風も、凧揚げならば寒くないということを、
わざわざ例にあげることもないであろう。

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野口 晴哉(1911年9月〜1976年6月22日)


夫人の昭子女史は、東京生まれで、公爵の近衛文麿の長女。一度は公爵の島津忠秀氏に嫁して二男一女を儲けます。先の大戦後、夫君のもとを去り出入りの整体師であった野口氏と駆け落ちし、「昭和のノラ事件」と呼ばれて話題になりました。1945年12月に島津氏と離縁。野口氏と結婚してからは、彼の著作を発行する全生社の社長に就任し、出版事業を通じて野口整体の普及に貢献しました。2004年、心筋梗塞のため87歳で他界。晴哉氏との間に四男を儲けました。(以上)


大きな笑顔で残暑をお過ごしください。

生彩ある人生@下段の注意20200103