「藤原さんへの公開メール」と題されたフリーランス・ジャーナリストーの藤原肇博士(1938年生)と会計士の山根治氏(1942年生)の対話記事を通じて、私たち読者は intelligence のエッセンスを知ることができます。山根治ブログ 2021年10月18日号から転載させていただきます。「人生は短く、人為は長く、機会は逃げやすく、実験は危険を伴い、論証はむずかしい。医師は正しと思うことをなすだけでなく、患者や看護人や外的状況に助けられることが必要である」と例えられるアフォリズムがお二人の交流から伝わります。
コメント・メール(23)です。

 山根治さま

 貴信公開メール28の情報は、週末を夢想で過ごす暇人にとって、とても刺激を与えるものであり、速足で流れ行く雲を眺めながら、あれこれと思いめぐらしました。特に「北村行夫は、ODA資金の拠出に絡む、ウラ金の管理人」という記述は印象的で、「鈴木雅子――安倍晋三――田中森一――黒田修一――…――北村行夫」のラインは面白いと思いました。

 そこで北村行夫を検索したら、虎ノ門総合法律事務所が現れ、パートナーに詐欺専門の大井法子弁護士がいて、北村は『電子書籍と著作権』の著書を持つので、早速その本をダウンロードして読んでみました。分かったことは彼が著作権や、電子情報に詳しくハッカーの可能性があり、「出版におけるユピキタス」を「情報におけるユピキタス」に読み変えると、彼がハッカーやクラッカーに連なる、経験者のように思えて、成程と納得が行きました。

 そうなると、詐欺工作に精通して、下は「おれおれ詐欺」のレベルから、上は北鮮や中国しが活用している、超限戦の一環の情報工作に、かなり精通ているとの疑惑を感じます。また、虎ノ門総合法律事務所が日本における、ハッカー工作の頭脳として、日本における梁山泊なら、大兄の推察は興味深く、検察が踏み込んで捜査すれば、証拠の銀行口座が手に入り、ゾンビ退治の糸口になるでしょう。

 そうなると、北鮮、中国、米国、イスラエルが得意にする、マルウエアーを使った工作を実行して、フェイクニュースを使う錬金術が、姿を見せるかも知れませんね。商店、商品、倉庫、従業員が無用で、通信網とAIロボットだけで済む、GAFA方式の世界になりますが、それを動かしているのは、DSでなくカバールです。

 キイワードは「無形伝達」であり、普通は賄賂は受け取り、犯罪になるものですが、与えることでキックバックを抜くのは、ODAのやり方だから、オブションでプットをショートするのに似て、両建てが得意な連中には、舌なめずりするチャンスです。『「アスペ」の三畸人交遊録』で触れたが、徳田虎雄が引っ掛かったのも、最近の日本の商社が出した巨額の欠損とか、リーマンショックのAIGや、ドイツバンクの物真似版でしょうね。

 それにしぶとく生き残ったのが、ゴールドマンサックス(GS)で、その吸盤が首相夫妻に伸びていて、構図としては「鈴木雅子――光永佐代子――安倍昭恵――安倍晋三――北村行夫――孫正義――GS」です。首相の妻が絡めとられ、国家機密が漏洩したケースは、皇帝ナポレオンの妻が、浮薄だったのと同様に、安倍昭恵の不品行が狙われ、日本が傾いた次第です。

 コメントメール20において、「ゲシュタルト崩壊の罠」を論じ、この構図の一部に触れましたが、その全体図については、『「日本沈没」の幻想とゾンビ政体の崩壊』で、詳しく論じています。だから、その第四章として差し替えた、「ゾンビ政体の解体とゲシュタルト崩壊の日本」を熟読して、状況を再確認することで、売国行為を納得してください。

 日本の検察当局には、そこまで到達する頭脳がなく、インテリジェンス能力が、あまりに低く劣悪のため、巨悪の尻尾を掴めずに、ゾンビ政治を放置したのです。明治の日本の政界地図には、もっとマシな人材がいて、国政がしっかりしていたと、『日本に巣食う病神疫たちの正体』に書いたが、誰も読む人がいなかったので、このザマだということです。実に情けない限りですね。

b23fcbae-s