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「藤原さんへの公開メール」と題されたフリーランス・ジャーナリストーの藤原肇博士(1938年生)と会計士の山根治氏(1942年生)の対話記事を通じて、私たち読者は intelligence のエッセンスを知ることができます。山根治ブログ 2022年8月8日号(http://yamaneosamu.blog.jp/archives/15228284.html)から転載させていただきます。「人生は短く、人為は長く、機会は逃げやすく、実験は危険を伴い、論証はむずかしい。医師は正しと思うことをなすだけでなく、患者や看護人や外的状況に助けられることが必要である」“Life is short, and Art [of medicine] long; the crisis fleeting; experience perilous, and decision difficult. The physician must not only be prepared to do what is right himself, but also to make the patient, the attendants and the externals cooperate.” と例えられるアフォリズムがお二人の交流から伝わります。
コメント・メール(61)です

 山根治さま

 私は安倍をファシストとして、靖国カルトと規定したが、靖国カルトの実態として、創価学会、日本会議、統一教会は、カルト三角形を作り、安倍はその中心に、陣取った政界の招きネコです。創価学会はフランスで、セクトとして指定され、危険な狂信団体の扱いを受け、統一教会はMoonieと呼ばれ、コリアゲートを起こし、国会議員の買収工作で、1970年代の米国を震撼させました。

 コリアゲート事件は、ビジネスマンを装い、KCIA要員の朴東宣が、駐韓米軍の撤退阻止のため、下院議員の買収を試み、選挙資金を提供した、汚職事件として知られます。逮捕された朴東宣は、安倍晋太郎と親しく、刑務所を出所してから、息子の安倍晋三に対して、ロスで面倒を見たが、中東やラテンアメリカに、幅広い人脈を持つ、フィクサー的な人物でした。

 当時の安倍晋太郎は、政調会長だがカネがなく、信奉者の朴東宣により、統一教会から支援を受けて、政治資金を作ったし、地元のパチンコ業者が、下関の選挙地盤を支えました。だが、妻の洋子の父親が、首相をやった岸信介で、文鮮明と親しいから、岸は笹川良一と手を組み、統一教会の突撃隊として、勝共連合を発足させ、渋谷松濤の自宅に事務所を開き、反共運動の拠点にしました。

 だから、祖父の岸と父親が、統一教会と親密で、三代にわたる関係は、朴東宣が仕切っていたから、米国通である朴に、晋三青年は世話になり、生活を楽しんだのは、当然の成り行きでした。その頃は安倍晋三は、ロスに英語の習得に、留学していた時代であり、ロス周辺の状況が、『小泉純一郎と日本の病理』に、取材記事としてあります。

 「・・・安倍晋三が遊学していた、1970年代末のカリフォルニアは、一言でいえば浪人や出稼ぎ人で賑わう、戦前の満州のようだった。日本からの流れ者が、腐るほど集まっていて、安倍のような遊学生や、放浪青年も数多くいた。つまり、この時期から経済大国になった、ジャパンマネーが、米国に大量に流れ込み、それとともに、あらゆる日本人が流入した。

 日系企業の駐在員たちに混じり、不動産を買い漁る投機屋が、肩で風を切っていたし、ひと目でヤクザとわかる、男たちがロスの街を闊歩していた。事実、東声会の町井久之をはじめ、半島系のヤクザたちも、サンタモニカに投資事務所を開き、ラスベガスのカジノや、ゴルフ場を買収するために、日本のサラ金を始め、住吉連合の筋が暗躍していた。

 ・・・だから、そんな環境の中で、ロスの金持ちの子弟が行く、南カリフォルニア大学に、安倍晋三が登録して、日本の有力政治家である、岸信介の身内だと知られれば、コリアゲートで知られた、朴東宣のほかにも、いろんな人間が近づくことは、想像するのに難しくない。当時のロスは韓国人の移民が激増して、オリンピック街にある、コリアンタウンは活況を呈し、韓国の有力政治家や閣僚経験者が、亡命して住み着いていた。そのせいで、彼らを監視する公安関係者や、KCIAの出入りも頻繁であり、日本の新聞社より早く衛星版を使い、ソウル発行の新聞が、その日のうちにロスで読めた。

 もちろんこうした中に、統一教会 (UWC)関係者も多く、活発な布教活動だけでなく、ビジネスも行っていた。鮮魚の取り扱いは統一教会が握り、すし屋の仕入れはそこを通じてだし、ロスやNYの生鮮食料を支配して、財政的には非常に強力だったし、KCIAとの結びつきを韓国人から、何度も私は聞いている。彼らの狙いは将来の布石として、若い有力者の子弟を集め、反共の闘士に育てることであり、その組織力の強靭さに、目を見張ったほどだ。・・・しかも、彼の父親の安倍晋太郎は、下関の韓国ビジネスに、密接な繋がりを持ち、朴東宣は安倍親子二代と親しく、それが政治資金作りに、繋がっていたというではないか。・・・」


 二年余りの滞米経験をして、帰国した安倍晋三は、三年ほど神戸製鋼に勤め、外相の父の秘書官になり、政治の世界に入ったが、安倍晋太郎にとっては、統一教会の支援では資金不足です。中曽根の後継者として、首相の地位を狙うには、何十億円ものカネが要り、それを作るのは大変で、秘書役の安倍晋三も、役目を果たす必要がありました。

 だから、この頃の安倍晋三は、光カメラの取締役で、資金稼ぎをしていたし、父の秘書の光永仁義と組み、闇の世界を相手にして、疑惑の資金作りをしたのです。父親の安倍晋太郎が死に、1993年に代議士になり、世襲議員の晋三は、父の残した借金に追われ、光永の慧光塾を足場に、荒稼ぎしていた話は、情報紙「ストレイ・ドッグ」で、山岡俊介が書いています。安晋会を取り囲んで、穴吹工務店の倒産や、HIS証券の野口の死が、取り沙汰されたことは、ライブドア絡みとして、事件の形で取り上げられ、週刊誌を賑わせました。

 小泉首相の推薦で、森内閣の官房副長官に、安倍が登用されたのが、運のつき始めになって、山崎拓の性スキャンダルは、要職経験のない安倍に、幹事長を棚ぼたで与えました。安倍自身がこの人事に、「係長がいきなり、社長になった」と言ったように、彼には係長の実力もなく、小泉の気紛れのお陰であり、野上忠興の独裁者論である、『沈黙の仮面』に書いてあります。しかも、郵政民営化のドサクサで、政治が混乱したから、その恩恵を存分に活用し、安倍は官房長官になり、絶大な権力を手に入れ、トップに接近したのです。

 この頃の統一教会は、合同結婚式や霊感商法で、悪徳カルトとして知られ、多くの問題を引き起こし、オウム真理教に続き、反社会組織として、糾弾されかけていました。だが、警察の捜査を差し止め、統一教会の窮地を救い、選挙協力の支援を受け、大量の統一教会会員が、自民党議員の秘書に、採用されたのであり、自民党のカルト化が進みました。

 統一教会の支援を受け、安倍は首相になったが、実力不足のために、敵前逃亡で政権を投げ出し、その前後の秘話については、『皇室の秘密を食い荒らしたゾンビ政体』の第三章に、触れておきました。それを読めば分かるが、小泉や安倍の相談役だった、池口恵観和尚との縁で、勉強会に招かれた私は、多くの議員や秘書に出会い、保岡興治や衛藤征士郎が、連れて来た秘書を見た。

 正体を見破るのは簡単で、統一教会の信者が、無償で秘書に潜り込み、国家の秘密を抜き取る位は、私には一目瞭然であり、国際石油資本で鍛えた、識眼力を胡麻化せません。今だから公開しますが、2009年の衆院選で、保岡法相が落選して、失業した統一教会員の秘書は、小池百合子に拾われ、政府の秘密を盗み取る、機会が手渡されました。

 日本を敵視する国が、送り込んだスパイ役に、議員が機会を提供し、食い物にされるのは愚かだが、他国のカルトのために、国家機密を渡せば、昔の人は売国と呼びました。そうした人は売国奴で、斡旋役の安倍晋三は、国賊の典型でしたが、殺人が起きてから、気づくのは愚鈍であり、国賊を国葬にする狂気が、罷り通るのは世も末です。
沈黙の仮面

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