f4078af6

「藤原さんへの公開メール」と題されたフリーランス・ジャーナリストーの藤原肇博士(1938年生)と会計士の山根治氏(1942年生)の対話記事を通じて、私たち読者は intelligence のエッセンスを知ることができます。山根治ブログ 2022年2022年12月20日号(http://yamaneosamu.blog.jp/archives/17102420.html)から転載させていただきます。「人生は短く、人為は長く、機会は逃げやすく、実験は危険を伴い、論証はむずかしい。医師は正しと思うことをなすだけでなく、患者や看護人や外的状況に助けられることが必要である」“Life is short, and Art [of medicine] long; the crisis fleeting; experience perilous, and decision difficult. The physician must not only be prepared to do what is right himself, but also to make the patient, the attendants and the externals cooperate.” と例えられるアフォリズムがお二人の交流から伝わります。
冠省.  貴兄からのメール(2022年12月19日 14:44)、拝読いたしました。貴兄の新著、『安倍晋三の射殺と三代の腐れ縁』(Kindle版)はまさに時機を得た出版といえるものです。

 貴兄はメールで、新著の要旨として、

 「日本のゾンビ政治の成れの果てが、腐敗による経済大国の亡国で、愚劣で貪欲な安倍が残したレガシーだし、ウクライナの原野での殺戮と破壊は、ゼレンスキーとプーチンによる独裁者仲間の殺し合いです。それが「オリガルヒ」(山根. 注1)と「シロビキ」(山根.注2)が繰り広げている相克ですが、安倍を使った統一教会の日本乗っ取り劇は、田舎の邪教の「タン壺」のばら撒き作戦でした。」

 と仰っています。歴史的・地政学的な分析による現状認識は、私の認知会計的所見と軌を一にするものです。更には認知言語学を切り開いたノーム・チョムスキーの見解とも一致しています。
 人類の文化文明を巨視的な視点から把握するのに、貴兄はアース・ドクターとして、私はビジネス・ドクターとして、ノーム・チョムスキーは言語学の異才として、アプローチの仕方は異なるものの現状認識の点で一致したのです。
 岸信介 − 佐藤栄作 − 池田勇人 − 福田赳夫 − 安倍晋三 と続く腐れ縁は、満鉄利権に端を発する日本版オリガルヒの系統であり、田部長右衛門朋之 − 竹下登 − 青木幹雄 − 細田博之 の腐れ縁は、大東亜共栄圏を妄想した日本版シロビキの系統です。
 …は、利権では日本版オリガルヒに繋がり、妄想では日本版シロビキに繋がっています。オリガルヒとシロビキの輩下として蠢いている弁護士、それが詐欺常習犯・…と考えれば、これまで40年以上にわたって私の周りで蠢いていた得体の知れない“怪物”・ゾンビ政体の正体がはっきりするようです。


(山根.注1) オリガルヒ:オリガルヒとは、ロシアやウクライナ等旧ソ連諸国の資本主
  義化(主に国有企業の民営化)の過程で形成された政治的影響力を有する新興財閥。少 
  人数での支配、寡頭制を意味するギリシャ語にちなむ。
  オリガルヒは欧米・アジアの自由主義国のメディアで、NIS諸国の経済状況についてし
  ばしば使われる言葉である。−ウィキペディア

(山根.注2) シロビキ:シロヴィキ(複数形)または、シロヴィク(単数形)は、ロシ 
  アの政治ジャーナリズム用語で、治安・国防関係省庁の職員とその出身者をさす。
  呼称:「シロヴィキ」の語源は、ロシア語で力、武力を意味する「シーラ」。日本のメ
  ディアでは、複数形「シロヴィキ」を「シロビキ」と表記する場合がある。−ウィキペ
安倍晋三の射殺と三代の腐れ縁 Kindle版
梗概
*****
 本書は緊急出版する形で、日本の読者に情報を提供して、正しい認識を持って貰うために、未完成の状態であるが電子版として出版しており、英語版ができた段階で完全な本に仕上がる。付録の対談は『紙の爆弾』の2023年新年号に発表済みのものであり、雑誌に掲載された記事は、編集長の采配で取材記事として、読者が読み易いように編集されている。  
 第一部と第二部からなる英語版は、目下出版準備が進行中であり、出来るだけ早い機会に『Divine Retribution』の題で米国で出版し、世界の読者に真相を伝える予定だ。大急ぎで本書を公表した理由は、次のような事情があったからで、フリーランス・ジャーナリストとして、真相をいち早く世界に知らせることが、私のミッションだと思ったからである。
 「・・・実は安倍が殺されて統一教会との関係が浮上した時に、外国のジャーナリスト仲間や研究者から、君は『Japan’ s Zombie Politics』(Creation Culture Press)を出したのに、ムーニー(統一教会)の野望に操られた安倍の射殺事件について、世界に向けて発信しないのは無責任だという連絡がいくつも届き、そこで思案して書いたのが「追補」です。・・・間もなく米国で『Divine Retribution』の題名で出版し、世界の人にゾンビ政治が終わり日本が生まれ変わると論じる予定です。日本が毛虫から蝶に変態するためには、生まれる時の陣痛があると告げようと思います。・・・」それに加えてReprise(追補)の意味については、「Reprise(追補)は音楽用語で繰り返し を意味し、第一楽章の同じ主題が第二楽章や第三楽章で、どう展開して現れるかについて楽しむ記述法です。「追補」の内容は過去の記事を引用し、現在の事件と比較してどう展開したかを論じ、奥行きのある展望をすることで、事態の 全像が見えてきます。」と説明しておい た。
 それにしても、日本には大量の雑誌があるのに、ノー天気な風俗ものばかりで、国が溶融して滅びようとしていても、この危機的な状況を深刻に捉えず、沈黙を守っているのは実に不思議だ。一億人の運命に関わっているのに、なぜ日本の言論界は安倍の国賊問題や、統一教会による日本乗っ取りについて、きちんと発言しないのだろうか。
 本書 は 完成 し た 段階 では、 次 の よぅ な 構成 に なる 予定 で、「 も くじ」 を 示す と 次 の よう に なる。
まえがき
梗概
第 一部 : 安倍晋三の射殺と三代の腐れ縁
第二 部 : 教養人と信用詐欺師 あとがき
付録 : 対談「統一教会汚染と五輪疑獄で「火ダルマ」になる自公ゾンビ体制」
*****
 それにしても、岸田内閣の暴走があまりにも酷くて、売国政治の現状は安倍内閣に匹敵するし、もはや国賊というしかない状態を呈すが、それを実証的に糾弾する言論が国内には不在である。だから、国民にこの非常事態を訴える必要があり、今の段階で第一部だけでも公開しなければと思い当たり、電子版の形を使い緊急に出版した本書は、恐縮ながらある意味で未完成品である。なぜならば、第二部として世界の読者に向けて、カルトに蝕まれヘドロ化した日本のゾンビ政治の姿と、繁殖した詐欺商売の現状を描く和訳は間に合わず、緊急出版せざるを得なかったからだ。だが、未完成品を公開しなければならないほど、日本の現状は悲惨であり、もはや国として態をなさない状態を呈し、魑魅魍魎に食い荒らされた惨状は、悲劇的だとしか形容ができない。
(中略)
 しかも、安倍がトランプの機嫌を取るために、大量の米国製の中古の武器を買い、役立たずの兵器の購入に税金を使ったが、岸田は支払いのために増税して、国民に負担を押し付けようとしている。この岸田内閣の防衛費倍増計画は、国防強化を目晦ませに使った、「肥溜め」への誘導に他ならず、自民党の誑かし政治の実態は、統一教会の詐欺商売の「写し鏡」である。
(中略)
 日本のゾンビ政治の成れの果てが、腐敗による経済大国の亡国で、愚劣で貪欲な安倍が残したレガシーだし、ウクライナの原野での殺戮と破壊は、ゼレンスキーとプーチンによる、独裁者仲間の殺し合いでしかない。それが「オルガルヒ」と「シロビキ」が、繰り広げている相克であるのに対し、安倍を使った統一教会の日本乗っ取り劇は、田舎の邪教の「タン壺」のばら撒き作戦であった。
 それを歴史的に展望して、遠近法で描いたものが、第一部における記録であり、微視的な点で顕微鏡で見た、黴菌の生体観察であるし、それほど愉快なものではなくても、疫病の蔓延プロセスの記録になる。取りあえずは日本の読者に、私の現状認識を提供したのであるが、アメリカで『Divine  Retribution』と題して、本が出版になった段階で、日本語版も完成するということで、了承して頂けたらと希望する。
藤原肇. 安倍晋三の射殺と三代の腐れ縁 (pp.14-21). Kindle 版. 2022/12/16より引用

615644b4