開けまして、おめでとうございます。

昨日の朝、初夢を見ました。尊敬する草苅氏と共に食事し語り合うというものでした。何かとっても懐かしく、ほのぼのした氣持ちになりました。ありがたいことです。幸先よく、新年が始まりました。

昨年末の12月24日の氏のホームページ「これからを語るスペース」に記された「欧州で近年、クリエイティブに将来を発想するフューチャー・センターが注目されている」との情報は衝撃的でした。二つ、訳があります。ひとつは、「フューチャー・センター」という言葉とその意味を初めて知ったから。もうひとつは、この四日前の12月20日に、わが家に来ていただいた人仏画の黒田晃弘氏が語ってくれた築70年の古民家を舞台にした「アトリエ・ランプ」構想と「フューチャー・センター」が奇しくも重なったからでした。

 フューチャーセンターは、多様な人々が集まり、「よい対話」をするための「専用空間(Space)」です。あたたかな「おもてなし(Hospitality)」によって招き入れられた参加者は、「ファシリテーター(Facilitators)」と呼ばれる対話を促すスキルを持った人によって、対話の「方法論(Methodologies)」を用いて、協力的・創造的に対話を行います。
 フューチャーセンターでは、持ち込まれた複雑な課題に対して、「未来のステークホルダー」を集め、オープンに対話し、共有可能な理想像を描き出します。もちろん一回の対話で解決しない問題もあり、フューチャーセンター・セッションを連続的に設計することで、問題解決に近づけていきます。
 フューチャーセンターは、「対話する場があることを象徴的に示す空間」でもあり、多様な参加者による共創的対話による、「イノベーションを生む場」でもあります。都市や街にフューチャーセンターがあれば、街づくりが参加型に変わります。企業にフューチャーセンターがあれば、組織の壁や企業の壁を超えたイノベーション発想に変わります。これからの合意形成のプロセスは、トップダウンではなく、創造的な対話からローカルな変化を生み出し、それらをネットワークでつないでいくことになるでしょう。フューチャーセンターのネットワークが、それを担う場になると期待されています。フューチャーセンターは、多様性の高い対話を通して、社会的な共有価値を生み出す場なのです。
(出典:http://www.fujixerox.co.jp/solution/kdi/fc/index.html

このような場を創り、集うことを通じて「自分とは何か(What I am)」「私たちとな何か( What we are)」ということを見極めながら、自分の小ささ(大きさ)や私たちの小ささ(大きさ)に氣づき、さらに成長していく時代です。

みなさまにとって平成27年乙未(きのとひつじ)が、
実り多き佳き年でありますよう念願して止みません。

大きな笑顔で邪氣を払って参りましょう。

感謝
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Masanori & Emi @人仏画