カール・ウェザース氏(Carl Weathers:1948年1月〜2024年2月)は、俳優としても元NFL選手としても多くの人々に影響を与えた素晴らしい人物。ファンの一人として、彼のご冥福を心からお祈りします。

アクション・ジャクソン』は、ウェザース氏の代表作の一つ。1988年にマンハッタンで暮らし始めてから観たこの作品が大好きです。ウェザース氏演じるスゴ腕刑事ジャクソンは、自動車業界の陰謀に挑む姿がカッコよくて面白い。火薬や爆発の多用、ジャクソンの超人的な身体能力など、80年代らしいアクションの要素が詰まっています。監督はクレイグ・R・バクスリー氏(Craig R. Baxley:1949年10月生)、製作はジョエル・シルバー氏(Joel Silver: 1952年7月生)はかの豪華なスタッフも魅力的です。

俳優カール・ウェザースさん、76歳で死去 『ロッキー』アポロ・クリード役など
(cinematoday 2024年2月3日 10時21分)
カール・ウェザースさん
R.I.P - カール・ウェザースさん - Karwai Tang / WireImage / Getty Images

 人気ボクシング映画『ロッキー』シリーズのアポロ・クリード役などで知られる俳優カール・ウェザースさんが現地時間1日、米・ロサンゼルスの自宅で亡くなった。76歳だった。カールさんマネージャーが声明で明らかにした。
 カールさんは1948年1月14日、ニューオーリンズ生まれ。アメリカンフットボール選手から俳優に転身し、シルヴェスター・スタローン主演の『ロッキー』シリーズで主人公の宿敵であり親友のアポロ・クリードを演じてブレイク。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『シュワルツェネッガー/プレデター』(1987)では主人公ダッチの元戦友ディロンを演じたほか、『アクション・ジャクソン/大都会最前線』(1987)、『黒豹刑事ブレイカー』(1988)、『ハリケーン・スミス』(1992)など多数の映画に出演した。
   近年は『スター・ウォーズ』の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」にも出演し、新たなファンを獲得。カールさんは賞金稼ぎギルドのリーダー、グリーフ・カルガを演じており、同作ではエピソード監督にも挑戦していた。
 カールさんのマネージャーは「カールは並外れた人生を送った特別な人でした」と声明でコメント。「映画やテレビ、アートやスポーツへの貢献を通して消えない功績を残し、世代を超えて世界中で愛されてきました。偉大な兄、父、祖父、そしてパートナーであり友人です」と追悼した。(編集部・倉本拓弥)
Carl Weathers
※ “R.I.P.” の語源はラテン語の “Requiescat in pace” が英訳されて “Rest in peace” となったのが由来で、その3つの単語の頭文字をとって作られた言葉。「アール・アイ・ピー」と1文字ずつ読みます。安らかにお眠りください/ご冥福をお祈りします。Please accept my sincere condolences.(お悔やみ申し上げます)の意。(以上)
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