ODA

「藤原さんへのコメント・メール」と題されたフリーランス・ジャーナリストーの藤原肇博士(1938年生)と会計士の山根治氏(1942年生)の対話記事を通じて、私たち読者は intelligence のエッセンスを知ることができます。 山根治ブログ2024年10月18日号(https://yamaneosamu.blog.jp/archives/25870731.html)ら転載させていただきます。「人生は短く、人為は長く、機会は逃げやすく、実験は危険を伴い、論証はむずかしい。医師は正しと思うことをなすだけでなく、患者や看護人や外的状況に助けられることが必要である」“Life is short, and Art [of medicine] long; the crisis fleeting; experience perilous, and decision difficult. The physician must not only be prepared to do what is right himself, but also to make the patient, the attendants and the externals cooperate.” と例えられるアフォリズムがお二人の交流から伝わります。
冠省.  貴信 - (99)によれば、エジプトへの政府拠出金(ODA)は、2016年までで有償無償合わせて9000億円という巨額なものです。このうちの30%がエジプトと日本の政府要人・フィクサーに裏金としてバックされるというのですから驚くべきことです。
 私が岡本秀樹に出会ったのは昭和61年。この年の3月18日に開かれた参議院予算委員会の議事録によれば、対外経済協力(ODA)の裏金について、公明党の中野明議員が中曽根康弘総理大臣と安倍晋太郎外務大臣に質問しています。中野議員は、フィリピンのマルコスが国民の指弾を受けて失脚したことに触れ、一説によるとしながらも50億ドルから100億ドルの私財(フィリピンの国家予算31億ドルの2年分あるいは3年分)を不正に蓄財した背景には、日本からのODAが関係しているのではないかと屁っ放り腰で問い質しています。答弁に立つ中曽根総理も安倍外相も、役人が用意した御座なりの白々しい答弁に終始。風聞にもとづく質問で、確たる事実にもとづくものではなかったことから軽く流したのでしょう。
  
 当時私に圧力をかけてきた人物が2人います。渡部恒三と三宅和助です。三宅和助は、この参議院予算委員会に政府委員(外務省中近東アフリカ局長)として出席しています。

 ODAの裏金の実態について知悉していると思われる人物に、私の大学の同期生がいます。昭和37年入学の朝海和夫です。
 朝海和夫は、朝海浩一郎・駐アメリカ合衆国特命全権大使を父に持つ外交官で、安倍晋太郎外務大臣政務秘書官。
 朝海和夫とは面識がありませんでしたが、2年前に卒業55周年記念同窓会があり、学年代表幹事・朝海和夫から案内状が来ましたので、吃驚(びっくり)。一体どのような人物なのか確認するために出席することにしました。
 朝海和夫はその後もしばしば『如水會々報』に登場しており、『如水會々報』2024年10月号にも81歳にして元気な姿を見せています。
 以下、対外経済協力(ODA)の裏金に関連する人物について、国会議事録をデータ・ソースとして時系列でまとめましたので公表(パブリック・アナウンスメント)いたします。
藤原肇さんへの公開メール − (145)

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